2007年11月3日(土)・4日(日)、財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団の協力のもと、長野県黒姫において第4回ビオトープ実践フィールド講座を開催しました。
1日目 ◆森づくりを学ぶ − アファンの森の見学・解説
・良い森とは、良い森づくりとは
・ビオトープの再生と生物多様性の回復を目指した森づくり
◆森を知るための方法
・植生調査の実習
◆アファンの森の概要と植生調査等の解説等&意見交換
2日目 ◆森の管理作業 − 間伐・下草刈りなど
◆森づくりディスカッション
◆良い森を見る − ブナ原生林の視察
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◎1日目スタート
天気にも恵まれ、暖かい日差しのなかフィールド講座はスタートしました。

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まずは森の視察から。
アファンの森をまわりながら、森について、また、森づくりについて解説をしていきます。
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コナラ林にあるティピ裏のベンチ。森の中で昼食をとりながら、既に出していた課題の発表。「ある森の管理を任されたら、あなたならどのように管理をしますか?」
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森の達人、松木さんによるレクチャー。
「木は、葉だけじゃなく樹皮、根、花、実、何を見ても分かるようにならないとだめなんだ。冬には葉は落ちちゃうからね。」
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土壌断面を見学し、土壌と植生の関係を学ぶ。
「コナラ林の下にはこんな土壌になっている。こっちの谷筋の湿った土壌の上ではハルニレやヤチダモなどが優占している。」
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身振り手振りをまじえながら熱弁をふるう。
「大きい木、中ぐらいの木、若い木が全部そろっていて、大きい木が枯れてもすぐ次が育つようなバランスの取れた森が良い森なんだよ。」
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話し始めると名調子は尽きることがない。
「何でも好きなものを植えればいいわけじゃない。50年後、100年後、何百年後の姿を想像して森づくりはするんだ。」
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続いて、植生調査実習です。
20mのコドラート(方形区)を設定して、その中の高木・亜高木を調査票に落としていきます。森づくりをする前には、このように記録を取っておくことが大切です。
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樹種、幹周、樹高、樹冠投影図などを記載していく。
それまではぼんやりとしていた森がはっきりとしてきて、段々「森を見る」ことができるようになります。
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木はより多くの光を受けるために枝を伸ばす。
勢力争いに敗れて枯れた木や枝を見ると、動きは目に見えないほど緩やかだが、木も「生きもの」なのだと感じられる。
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夜の講座は、アファンの森の概要と植生調査等の解説、今日1日を終えての意見交換です。
最後に懇親会を行って初日の講座は終了です。
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◎2日目スタート
この日も好天に恵まれ、上々のスタートになりました。

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初めは森林管理作業です。
達人にレクチャーを受けて・・・、
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下草刈りや・・・、
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間伐をしていきます。
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薮だったところも、だいぶきれいになりました。
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森林管理作業を終えて、みんなで記念撮影。いい顔してますね。
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ティピ裏に戻り、最初に発表した「ある森の管理を任されたら、あなたならどのように管理をしますか?」という課題を、この森の講座で学んだ後、改めて考え、発表してもらいました。
成長の証でしょうか、皆さん、自分なりの答えをしっかり述べられるようになっていました。
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ここでアファンの森でのプログラムはおしまいです。
森の中での昼ごはんは、今回も定番「おやき」です。
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途中、炭焼き小屋で炭出しの作業に遭遇。
ちょっとだけ手伝わせてもらいました。
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さて、プログラムの最後は原生林の視察です。
大人が二人がかり、三人がかりでやっと手の届くような大きなブナやミズナラを見ることができます。そこは静謐な空気に満ち、木々が成長してきた数百年の時の流れを感じずにはいられない素晴らしい場所でした。
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アファンの森も将来こんな姿になっていたらいいという、理想の森とも言えるブナの木を中心とした原生林です。最後にまたひとつ答えを見つけたような気がしました。
これですべてのプログラムは終了です。
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これからも皆さんの為になる、プログラムを提供していきたいと思います。
次のフィールド講座がどんな内容になるか、乞うご期待!
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