ビオトープ管理士 資格取得のための通信講座    
ビオトープ管理士のためのビオトープ管理者養成通信講座 人と自然の研究所


ビオトープ現場研修会実施報告


第35回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


3月15日(土)、2007年度最後の座間谷戸山公園現場研修会を行いました。
―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

今回の研修は樹林の維持管理作業に加えて、
昨年10月に行った「かいぼり2007」の最後の仕上げとなる、
避難していた生きものを元の池に戻す作業も行いました。


かいぼり後、管理をしやすくするために
池を堰(せき)で3つに分けられるようにする
工事もようやく終了しました。水は湧水と
雨水で溜めるので、満水までもう少しです。



堰には切れ込みがあり、普段は
生物も移動が可能です。公園では生きもの
と人間がお互い暮らしやすいように管理
をする必要があるんですね。

工事中、水鳥の池にいた生きものは
この湿生生態園の池に避難していました。




今回はその池の水を抜きながら生きもの
を捕獲し、水鳥の池に戻してあげました。
これで「かいぼり2007」の全ての工程を
終了することができました。

この時期はもう春植物(スプリングエフェメラル) 
が出始めているので、お昼もちょっとした撮影会に。


後半はこれまでに引き続き樹林の管理作業です。


暗くてどんよりした樹林の間伐を行い、
明るい樹林になっていきます。




秋から冬にかけて落ちたコナラのどんぐり
からは、しっかりと長い根を出しているものも
ありました。林床に光がいっぱい入ってきて
くれれば、大きく育っていくことでしょう。

もちろん、間伐した木は今後材料としてちゃんと
使えるように、長さや太さを分けておきます。


最後に、調査実習として調査区内の
木本の位置とその幹周を計測して
今回の研修会は終了です。

4月からは湿地環境の管理作業も始まります。まだ参加されたことのない方は、是非一度ビオトープを肌で感じられる研修会に参加してみてください!


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第34回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


2月16日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を行いました。
―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

今回の研修会は、これまで続けてきた樹林の管理作業と植生調査に加え、
谷戸山公園内の様々な樹林環境の視察もおこないました。


梅の花も満開になり、
ようやく春らしくなってきました。



まずは、樹林管理作業開始。
何度も参加されて慣れている方は
どんどん作業を進めていきます。


初めて参加される方には、道具の使い方は
もちろん、樹林の成り立ち、どうして間伐などの
管理作業をするのかなど、詳しく説明します。



作業場所は落葉広葉樹を中心とした雑木
林でした。しかし、利用されなくなり、ヒサカキ
やシラカシ等の常緑樹が進入して、光の差し
込まない暗い樹林になってしまった場所です。


手前が先月までに間伐作業を行ったところで、
奥の方が管理作業を行っていないところです。
真っ暗ですね。



初めての皆さんもだいぶ慣れてきました。
作業もはかどり、段々と暗い樹林が
明るくなってきたようです。
この調子なら春植物も期待できそうです。
お昼をはさんで、午後は樹林環境の視察からスタートです。

谷戸山公園には「コナラ−イヌシデ林」
「ムクノキ−ミズキ林」など様々な環境の
樹林があります。それらの樹林を
1つひとつ歩いて見てまわりました。



光を奪い合うように枝葉を伸ばす木々、競争に
敗れ枯れていく木などを見ると、止まって見える
木々も実はゆっくりと長い時間をかけて
ダイナミックに変化していることが実感できます。


普段何気なく通り過ぎてしまう林も、実は遷移
の途中であり、明るい雑木林も放置すると常緑
樹に覆われた暗い林になってしまったりします。
明るい林の維持には適度な管理が必要なのですね。


さて、最後は植生調査実習です。まず調査
対象となる樹木に番号を打っていきます。


次に樹種名・位置などを調査し、
記録していきます。


分からないことはその都度先生に質問して
解決していきます。


終わるころにはだいぶ手際も
良くなってきたようです。


これで研修会は終了です。
今回は盛りだくさんの内容で、参加された皆さんはたくさんの知識を得ることができたのではないでしょうか。研修会は毎月行っていますので、まだ参加したことのない方も気軽に参加してみてください。

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第33回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

1月19日(土)、2008年の最初となる座間谷戸山公園現場研修会を行いました。


昨年の掻い掘りの後、管理をし易くする
ための工事もかなり進んできました。堰となる
部分は自然石で造られ、エコスタック(小さい
生きものの隠れ場所や棲みかとなる場所)と
しての機能も果たすようになっています。


まず最初は、池の一角にある放置されて藪に
なってしまった小島のヤナギやヨシの伐採を
行いました。そうすることで、カモなどが休息
場所として利用しやすくなるんですね。

伐採した木は、次の機会に材料として
使えるように、まとめてとっておきます。


次は前回と同様の場所で樹林管理
(間伐作業)の続きです。

右側はまだ少し暗いようですね。春を待つ
植物のために、もう少し明るくしていきます。



間伐で出た木材も無駄にはしません。直角に
曲がった木でカワセミの止り木を作りました。

これまでに間伐材で作った堆肥場には
落ち葉を入れていきます。カブトムシの産卵
場所などにもなってくれるかもしれませんね。

  
午後は、前回に引き続き遠路脇の踏み固められた場所の補修を行いました。
長い時間をかけて砂利が遠路脇に沢山運ばれてしまっていましたが、それを遠路に戻し、
遠路脇には植栽をすることで人が通らないように工夫をして補修を行いました。


      
最後は植生調査の実習です。
ある地点でコドラート(方形枠)を設定し、高木層・亜高木層・低木層・草本層に分け、
どういった種がどのくらいの割合を占めているかなどを調べました。

        
  こういった調査方法を学んでいけば、どのような場所でも、
そこがどういう環境で、どういった特徴があるのかというのが把握できるようになります。
また、荒れている場所であれば、どのような管理が必要かといったことも見えてくるようになりますね。



今回は盛りだくさんの内容で研修会を行いましたが、体を動かしたり、頭を動かしたりと、みなさん頑張って勉強されていました。2月も樹林管理の作業や調査を引き続き行う予定ですので、まだ参加されたことのない方なども、是非参加してみてください。

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第32回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

12月16日(日)、今回の研修会は都合により、
いつもの第3土曜日ではなく、翌日の日曜日に開催しました。


研修会当日は、気温は低いけれど日差しの
暖かな1日でした。稲刈りの終わった田んぼでは
稲株から青々とした葉が伸びてきていました。
冬とは思えない風景ですね。


さて、研修会スタートです。今回の作業内容は
「雑木林の植生管理実習」と「園路脇の植生回復」です。


まず、10月に掻い掘りをした水鳥の池を見学。
長年の間に溜まった泥を上げる作業と、
池の底を3つに区切って管理をしやすく
するための工事が行われています。


雑木林の管理作業開始。長年管理されずに
常緑樹に覆われてしまった林が受講生の
向こうに見えます。


まず、そこのヒサカキやシラカシなどの
常緑樹を間伐していきます。


切った木は、枝を落として、



枝葉を細かくしていきます。


間伐した木の幹や枝を利用して落ち葉の
堆肥場を作り、そこに細かくした枝葉を落ち葉
と一緒に溜めておきます。


だいぶ光の入る林になってきましたね。
林床が明るくなったことで、春植物の復活
が期待できます。


ここで午前の樹林管理は終了です。


午後は間伐したシラカシとヒサカキの
枝葉のスケッチから。スケッチをすると枝の
わかれ方や葉のつき方などの特徴をしっかり
認識できるようになります。とても勉強になる
ので皆さんも是非やってみてください。


そして午後の作業スタートです。まず、園路脇
の踏み固められた土を耕転していきます。
植物も生えられないほどに固くなってしまった
土は耕すのにも一苦労です。


土がやわらかくなったところに、傍に生えて
いたヤブランやジャノヒゲなどを植栽します。
植物を植えることで、そこに立ち入ったり、
歩いたりしにくくする心理的な効果があります。



それらがうまく根付くまでの間、間伐材を
利用した柵をつけて完成です。園路の、特に
カーブの所は、踏み固められやすい場所です。
この公園でも同じような場所がたくさんあります。
今後一つずつ地道に改善していきたいと思います。


これで今回の現場研修会は終了です。参加いただいた皆様、お疲れ様でした。今後も現場研修会を開催していきますので、まだ参加されたことのない受講生の皆さんも、是非参加してみてください。

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第31回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

11/17(土)、紅葉も始まり、段々と秋らしくなってきました。
今回の現場研修は、先月に引き続き「樹林環境(雑木林)の維持管理」です。
さらに植生管理実習、公園管理作業と盛りだくさんです。


10月に掻い掘りを行った水鳥の池です。
だいぶ水が抜けましたね。


さあ、雑木林の管理作業開始です。
初めて参加される方には、ノコギリやナタなど
道具の使い方からレクチャーしていきます。


何度も参加されている方はもう説明の必要は
ないですね。要領よく間伐作業をしています。


人の利用してきた雑木林は、放置するとすぐに
常緑樹が進入して薮になってしまいます。
ここでは、シラカシとヒサカキを間伐し、本来の姿
であるコナラ・イヌシデの雑木林に戻していきます。


切り倒した木は、ナタで幹の先端を尖らせて
杭をつくります。そう、間伐した木は捨てるの
ではなく、材として利用するのです。


これは堆肥場をつくっているところです。
落ち葉をためて、カブトムシなどの産卵場に
なればいいですね。


午後は植生調査実習からスタートです。

10mのコドラート(方形区)を設定して
その中にある草本を調べていきました。


続いて、園路脇の踏み固められてしまった
部分を、本来の植物の生えることのできる
状態に戻す作業をおこないました。


作業前はこんな感じです。


そして作業後。ジャノヒゲなどを植栽し、植物
を養生している間だけ間伐材でつくった柵を
置きます。土も軟らかくなり、春には多くの植物
が見られるようになるのではないでしょうか。


以上で今月の現場研修会は終了です。今回は「園路脇の植生の復活」という新しい作業をおこないました。これからもいろいろなことにチャレンジしていきますので、皆さんも是非ご参加ください。

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第30回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

10/20(土)、今回の現場研修会からは、樹林環境(雑木林)の維持管理という
テーマで、園内であまり手を入れていない樹林地の間伐作業を中心に行います。

座間谷戸山公園は、昔ながらの里山の姿が残されている場所です。
昔のように人が利用することで維持されていた樹林というのも
里山の環境のひとつであり、大切なビオトープとなっていました。
今回はそのような場所を再び取り戻すための作業です。


まずは解説です。初めての人も多いので、
まずはどうして間伐作業をするのか等、研修内容
について講師の石川先生に説明してもらいます。


間伐作業の前に、午前中は2年前に間伐をした
地区の植生調査を行いました。右半分が間伐を
しなかった場所、左半分が間伐をした場所です。

さぁ、調査開始です。
どんな植物がでてきたのでしょうか?


結果、約50種の植物が生育しているのが分かり
ました。隣の暗い場所では10種に満たない程です
から、やはり間伐をし、林床に光が入ることで、
樹林はとても多様な植生になるんですね。


さて、お昼休みを挟んで間伐の作業区へ。
昨年落ち葉を貯めておいたところでカブトムシ
の幼虫でもいないかと探してみましたが、
残念ながら今回は見つかりませんでした。


続いて実際に作業に入ります。初めての人
には最初に道具の使い方を指導します。

     
そして作業開始です。ノコギリとナタをうまく使って間伐を行っていきます。

     
左の写真の手前側が作業をした場所。右の写真がその奥で、
まだ間伐を行っていないところです。明るさの差は歴然ですね。


樹冠を見るとまだ少し暗いようですが、これからも間伐を続けていけば、
きっと2年前の作業区のように多様な植物が見られるようになることでしょう。
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第29回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 湿地環境の維持管理―

9/15(土)、今回の現場研修会もこれまでに引き続き、
1ヶ月後にせまった「かいぼり」に向けた内容が中心となりました。

かいぼりでレスキューされる生きものの一時避難先として利用される、
湿生生態園にある池に堆積してしまった泥を上げる作業と、
ヨシで覆われてしまった湿生生態園のヨシ刈り作業です。


ここ座間谷戸山公園でもアキアカネが
多く見られるようになっていました。
秋の訪れを感じさせてくれますね。


早速、恒例になった泥あげ用の穴掘りから
スタートです。今回はどれくらい掘ればいいかな?

湿生生態園ではヨシの刈り払い作業も行い
ます。やっぱりまだまだヨシは元気でした。


すると、作業中に雨が降り出したので作業は
一旦中断。この湿生生態園で見られる植物の
観察を行いました。


さて、雨も止んで作業再開です。
泥を上げ易いように水を抜きながら、
生きもののレスキューも行います。


水を抜いたら泥上げスタートです。
人の力だけで泥を上げるのは大変ですが、
昔の人がかいぼりのときに機械など使わずに
やっていた大変さが身に沁みてわかります。

作業終了後の湿生生態園の池。
ここに水を戻せば、かいぼりでレスキューした
生きものの一時的な非難場所になります。


こちらは水鳥の池。10月のかいぼりでは、
ここの水を抜いて生きものの調査をしたり、
ヘドロ化した泥を取り去ります。

全ての作業が終了した後は、ちゃんと園路の
掃除もします。公園ですから、みんなが気持ち
よく使えるようにしないといけませんからね。

これで今回の座間谷戸山公園現場研修会は終了です。
湿生生態園の池に溜まっていた泥は、長い年月をかけて溜まったものです。
溜まる以前は、今では見られなくなってしまった沈水植物も生育していた場所ですので、
今回の作業がかいぼりのためだけではなく、そういった植物が戻る手助けにもなってくれるといいですね。

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第28回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 湿地環境の維持管理―

8/18(土)、今回の現場研修会もこれまでに引き続き、
2ヶ月後にせまった「かいぼり」に向けた内容が中心となりました。

かいぼりでレスキューされる生きものの一時避難先として利用される、
湿生生態園にある池に堆積してしまった泥を上げる作業と、
ヨシで覆われてしまった湿生生態園のヨシ刈り作業です。


まずは作業の前に、講師の石川先生から
作業の目的や内容を説明してもらいます。

     
初めはヨシの刈り払い作業ですが、先月作業した場所も、
すでに50センチ以上にヨシが生長してきています。すごいですね。


     
きりがないと思うかもしれませんが、継続することでヨシが抑えられ、
他の植物が育ちやすい環境になるんです。

     
次は上げた泥を溜めるための穴を掘ります。作業前(左)と作業後(右)

さて、ここで一旦作業を中断して、
湿生生態園の植物観察です。
「参加者の皆さん、これ何ていう植物か分かりますか?」


植物を同定するのはなかなか難しいですが、
みなさん一生懸命観察していました。
この湿生生態園だけでも50種近くの植物が
生育しているんですよ。


これも湿地などに生育するミソハギという植物。
花がきれいですね。


午後は本格的に泥上げの作業です。
ここは今回初めて泥を上げる場所なので、
かなりの量の泥が溜まっていました。

バケツリレーでの泥上げも大変ですが、
参加者のみなさんのおかげで大分泥を
上げることができました。

この池は10月に行われるかいぼりで捕獲された水生生物の一時的な避難場所
となるので、春から続けてきた泥上げ作業にはとても重要な意味があります。
次回9月の研修会で泥上げ作業は最後になりますが、生きもののためにも
最後までしっかりと作業をすすめていきたいと思います。


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第27回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


―テーマ : 湿地環境の維持管理―

7/21(土)、雨の予報の中で始まった今回の現場研修会も、ほとんど雨に降られる
こともなく行う事が出来ました。今回の実習も、先月までと同様、
3ヶ月後にせまった「かいぼり」に向けた内容が中心となりました。

かいぼりでレスキューされる生きものの一時避難先として利用される、
湿生生態園の上下にある池の堆積してしまった泥を上げる作業と、
ヨシで覆われてしまった湿生生態園のヨシ刈り作業です。

また、午後からは「かいぼり」会議に出席。そして、今回は、
この研修会終了後に、山梨県に移動して石垣積みの実習を行いました。


    
水を落とした下池で、生きものをレスキューし、泥を上げていきます。



一方で、上げた泥の移動場所を作っていきます。

また、これまでほとんど手をつけていなかった
上池では、まず、繁茂したヨシなどを刈る
ところからスタートです。

同時に湿生生態園では、多様な植生の生育を
促すため、ヨシ刈りを行います。今回の参加者は
これまで最多の20名ほどになり、様々な作業を
同時に行う事が出来ました。


午後には、毎月開催されている「かいぼり」会議に
参加しました。かいぼりに向けて、スタッフの役割など
だいぶ具体的な内容になってきました。
私たち研修会メンバーは、主に「捕獲・調査・
記録・集計」を担当することとなります。


研修会終了後、石垣積み実習のため、山梨県笛吹市へ移動しました。
谷戸山研修会講師である石川先生が管理・運営を行っている笛吹市芦川グリーンロッジに
宿泊し、翌朝からさっそく実習スタートです。この実習の講師は、元芦川村長の野沢さんです。
    
まずは石の選別から開始。石の形やサイズ(特大、大、中、小)などを仕分けていきます。


石垣を積む場所の土を掘っていきます。
基礎となる石を設置するため、少し深く掘ります。


掘り下げたところに石を並べていきます。
ここを間違えると、安定した石垣はできません。

基礎の石の上に2段目の石を積み重ねていきます。
石の向き、角度、安定、石と石の間に詰める小石
など、ひとつひとつの作業に伝統の技があります。

だんだん積みあがってきました。
一番上の石は平らになるように積みます。

石垣完成。限られた時間なので、あまり長い
石垣はできませんでしたが、その中でも沢山の
技術を学ぶことができました。



    
実習中、地域の中にある石垣を視察に行きました。途中、沢山の生きものを見ることができました。
写真はオオカワトンボとミヤマアカネです。



    
各地に素晴らしい石垣が組まれていました。石垣積みの技術も、地域によって違いがあるそうです。
しかし、このような美しい石垣を組める人も高齢化し、技術が途絶えてしまいそうな状況です。
何とか残していきたいですね。

今回の研修会、実習は終了です。今後もこのような実習を行っていきたいと思います。
まだ参加していない方も、次回はぜひ参加してみてください。

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第26回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


6月16日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―
今回は、前回に引き続き湿生生態園下池の泥上げ作業と
ヨシ刈り作業を行いました。


梅雨時期にもかかわらず、今回の研修会は
とても良い天気に恵まれました。


今回も作業は泥上げとヨシ刈り。この時期は
1ヶ月でもあっという間にヨシが生長してしまいます。

しかし、それを継続して管理していくことで、
湿地環境に生息・生育する生物を観察でき
る場所として、この湿生生態園がちゃんと
機能するんですね。

一方の泥上げは、まず泥を入れる穴掘りから
始まります。何も知らないと単なる土木作業に
見えてしまうかもしれませんが、湿生生態園の
維持管理のために欠かせない作業です。


その間に湿生生態園の池では、泥と一緒に
生きものも外に上げてしまわないように、
先にレスキューしておきます。メダカやモツゴ、
エビ類などがちゃんと生息していますからね。

しかし、その中には外来種のアメリカザリガニも
います。すでに沢山繁殖していますが、メダカなど
元々ここにいた生きものを食べてしまうため、
ここでとれた外来種については取り除いています。

そんな作業中も来園者がいるので、興味をもって
いる方には研修会の参加者も生きもののことに
ついて説明したりしていました。
ビオトープ管理士は自分で作業するだけではなく、
相手に何故その作業が必要なのかや、生きものの
面白さ等を伝えるという役目も担っているんです。


泥上げが終わり、お昼をはさんでから、
湿生生態園で見られる植物を観察しました。


その後は前回に引き続き、10月の掻い掘りに
向けての打ち合わせです。生きものに大きく関わる
作業ですから、ビオトープを勉強しているみなさん
にもいい経験になるに違いありません。

当講座の受講生であれば、10月に座間谷戸山公園で開催される掻い掘り「かいぼり2007」に
まだ参加できますので、興味のある方は人と自然の研究所までご連絡ください。

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第25回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


5月19日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―
今回は、前回に引き続き湿生生態園下池の泥上げ作業と
ヨシ刈り作業を行いました。


晴天に恵まれた座間谷戸山公園の緑も濃く、
鮮やかでした。今回の作業は、二手に分かれ
て「ヨシ刈り」と「泥上げ」です。


湿生生態園のヨシ刈り作業は3年目に突入して
いますが、一度優占してしまったヨシはなかなか
抑えることはできません。でも、ビオトープは少しずつ
でも継続して管理していくことが大事なんです。

だいぶ水面が見えてきました。一面のヨシ群落から、
多くの種の生育できる環境へ、格闘は続きます。
このような作業によって、薮、まばらな植生、流れ、
解放水面など多様な環境が再生され、多くの
生きものもやってきてくれるようになります。

先月も羽化したてのヤマサナエが見られましたが、
今回も、ヨシを刈ったところにやってきてくれました。


さて、泥上げ班は・・・、下池から上げた泥を
貯める場所を掘ります。前回までと同じ場所ですが、
だいぶ水分も抜けています。ここに貯められた栄養
豊富な泥は、畑などに混ぜて使用することもできます。

ポンプで水を抜きながら、泥上げは地道にバケツで
汲みとっていきます。これまで数回の作業で、堆積した
泥もかなり少なくなってきました。この作業により、
かつて見られた沈水植物などの生育環境が再生
されるとともに、秋に行われる「掻い掘り」で捕獲される
水生生物の工事期間中の一時避難場所ともなります。

午前の作業終了。
作業後は、デッキや園路をきれいに掃除
します。これも大切な管理作業です。


管理作業で刈ったヨシは縄で縛って、
カントリーヘッジの材として再利用します。


午後は、秋の「かいぼり2007」に向けた
「水鳥の池再生プロジェクト実行委員会」の
会議に出席しました。私たちビオトープ研修会
のメンバーも、当日の調査、分類、記録など
の作業を分担することになりました。

現場研修にまだ参加したことのない方や、市民が中心となって行う掻い掘りなどに
興味のある方も、今後の現場研修に是非参加してみてください。

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第24回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


4月21日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―
今回も前回に引き続き湿生生態園にある池の泥上げ作業を行いました。
泥上げ作業については前回の報告をご覧ください


何のためにやる作業なのか、まずその説明を
講師の石川先生からしてもらいます。

そしてさっそく作業開始。と思ったら、遊びに
来ていた家族に「トンボが羽化してるんですー」
と呼び止められ、園内の田んぼ脇の水路に
見に行ってみると…

       
いました!まさに羽化して羽を乾かしているトンボ。
調べてみると、ヤマサナエというサナエトンボ科のトンボでした。
羽化殻もいくつもあり、ヤマサナエにとって谷戸山公園は生息に
適した環境がちゃんと残っているということがわかりますね。


そして改めて作業開始。まずメダカやモツゴ、
エビ類などの水生生物を、泥と一緒に上げて
しまわないよう、泥上げ前に捕獲して救出
しておきます。

その一方では子ども達がザリガニを取るのに
必死です。このザリガニたちがアメリカから来た
外来種ってこと、みんな知っているかな?


そして泥上げ開始。バケツリレーで地道に
泥を出していきます。少しずつですが、
以前よりは水が溜まるようになってきた
のではないでしょうか。

昼の休憩後、園内を移動しながら植物などを
観察し、石川先生に解説もしてもらいました。
       
その後は、10月にこの座間谷戸山公園で予定している‘掻い掘り’の企画会議に参加しました。
‘掻い掘り’とは、農業用の溜め池の水を抜いて、溜まった泥を出したり魚を捕ったりする、農村では
よく行われていた行事です。園内にある大きな池では富栄養化による臭いの問題などもあり、
今年は7年ぶりに開催されることになりました。

掻い掘りも生きものの生息空間を一度かく乱することになりますから、生きものには
十分に配慮が必要です。そういった点をビオトープ管理士として、他の参加者にも
ちゃんと伝えられるようにならないといけないですね。



10月の本番も人と自然の研究所が参加することになりますので、今後の現場研修会でも
引き続き会議に参加していく予定です。掻い掘りに興味のある方は、公園の管理に直接
参加することのできる又とない機会ですので、計画の段階から是非参加してみてください!


現場研修会スケジュールはこちら

座間谷戸山公園現場研修会報告バックナンバー




第23回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告

3月17日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―
まだ寒さの残る中、今回からは湿生生態園の維持管理ということで、
池の泥上げ作業を行ないました。
  ※水を抜いた状態

湿生生態園にある池には、開園以来流れ込む水と一緒に泥が堆積し続け、今では池がほとんど
埋まってしまっている状態です。そのため、池に生育していた沈水植物などは見られなくなり、ヨシ
などの強い植物ばかりが目立っていました。これでは色々な動植物を観察するための湿生生態園
の役割が果たせなくなってしまいます。この現状を改善するため、今回泥上げ作業を行いました。

早速泥を上げる作業といきたいところですが、
まずは今いる生きものを泥と一緒に出して
しまわないよう、一度避難させます。

今回はメダカ、モツゴ、ミズカマキリ、コマツモムシ、
エビ類などが見つかりました。アメリカザリガニも
たくさん見つかりましたが、これらはヤゴやメダカなど
の小さな生物を捕食してしまうため、駆除しました。

生きものもある程度避難させたところで、
改めて泥上げ作業開始です。

上げた泥を貯めておくための場所も
スコップで掘ってちゃんと作りました。


泥は水分を含んでいるため重かったですが、
バケツリレー方式で少しずつ上げていきました。

作業終了。実質2時間程の作業ではなかなか
泥は減ってくれませんでしたが、今後も継続して
作業を進め、かつて生育していた植物がまた
見られるような環境に戻していきたいですね。
       
今回の研修会も作業以外に、座間谷戸山公園の管理を今後どのように進めて
いくのが良いか皆で話し合ったり、ビオトープ管理士にとって欠かせない図鑑を
石川先生が紹介してくれたりという時間を設けました。単なる作業をやるだけでは
なく、このような時間も研修会にはどんどん盛り込んでいきたいと思います。

実際の現場では勉強になることがとても多いと思いますので、
まだ参加されたことのない受講生の方は是非一度ご参加ください。


現場研修会スケジュールはこちら

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第22回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


2月17日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

  今月も引き続き、樹林環境の維持管理の実習を行いました。

2月17日、梅も花を咲かせ、座間谷戸山
公園でも春の匂いがしてきました。

今回はこれまでと違う場所での樹林管理作業
でしたが、まず最初に照度計を使って草地と
樹林の明るさを調べてみました。

すると、樹林での照度は草地の10%にも満たない
ほどでした。冬でこれですから、夏に葉が茂り樹冠を
覆ってしまったら、もっと暗くなってしまいますね。

そんな暗い樹林の中でも種によって育つ
植物はあります。どんなものがあるのか、
石川先生にしっかり教えてもらいました。
       
そして間伐作業です。初めての方もいましたが、最初にスタッフから道具の使い方を
教わっていたせいか、作業もスムーズに進みました。樹林も徐々に明るくなってきました。

そして今回も、伐って出た枝などは、ただ
まとめてゴミのようにするのではなく、カントリー
ヘッジ(木等を使った柵)として利用しました。

完成したカントリーヘッジがこれです。
見た目も悪くないですよね。

昼の休憩を挟んでからは調査の実習を行いました。
前回と同じように、木の位置や幹周を測量して、
調査区のデータをとっていきました。

最後は揃って記念撮影です。

最近は調査実習も行っていて、そこがどのような樹林で、今後どういった管理が必要なのかなど
ビオトープ管理士として必要な勉強がよくできているのではないでしょうか。
まだご参加されたことのない方は、是非今後の現場研修会にご参加ください。

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第21回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


1月20日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

  年が明けて最初の座間谷戸山公園現場研修会は、途中で雪がちらつくほど寒い中での
開催となりました。作業は先月に引き続き、園内の樹林管理作業を行いました。


まず前回と同じ作業区へ行き、講師の石川先生から
作業の説明です。これまで何回か参加している
受講生は、もう自分で説明できるようになっていますか!?

初参加の受講生には、石川先生から道具の
使い方などもしっかり指導してもらいました。

そして作業開始。園内でも多く見られるヒサカキ
やシラカシをここでは間伐し、もっと明るい森にして
あげます。環境を変えてあげることでまた別の植物
が生育するようになれば、多様な樹林環境、そして
多様な生きものも見られるようになってくるでしょう。

作業前(右)と作業後(左)では、
その明るさに大きな違いが見られますね。

作業をしていると、伐採した木にコクワガタが
冬眠していました。ちょっと起こしてしまいましたが、
ゆっくり春まで眠れるよう、ちゃんと除けておきました。


さてさて、こちらは何をやっているかというと…
前回の現場研修会でも行った間伐材の有効利用ということで、枯葉を貯めるための
木枠を作成中です。作り始めると、みなさん細かく枝の長さを揃えたりして大分
凝った作りになっていました。今度こそカブトムシが産卵しに来てくれるといいですね。



午前中の間伐作業を終えてお昼の休憩中。
今回参加してくれた受講生で稲作農家の方が、
自身の田んぼのビオトープについて色々と話を
してくれました。こうやって受講生同士が交流
できるのも現場研修会の面白さですね。

続いて午後は調査実習。今回は樹冠投影図の作成。
樹冠投影図は、樹木の枝葉の広がりを真上から
見下ろしたように平面的に記録するもので、これに
よって森がどんな様子かを第三者に分かりやすく
伝えることも出来ますし、それが森づくりの為の
基礎的なデータにもなります。

下から見るとこのような感じになっていますが、
実際に図面にすると…

この様になりました。これを見ると、陽光を奪い
合う樹木の勢力図も分かってきます。あとから
生長した木は他の木の間に枝を伸ばしていて、
陽光を得ようと必死だったんでしょう。

終了後の記念撮影。本当に寒い中の研修でした
が、みなさん充実した笑顔を見せていたました。
参加されたみなさん、お疲れ様でした!

現場研修会では、今後も植生調査の実習や生物の同定などを含めた研修会を
開催していきますので、まだ参加されたことのない方もぜひ参加してみてください!

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第20回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


12月16日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 樹林環境(雑木林)の維持管理―

  この時期にしてはまだ少し暖かい陽気の中、今月から園内の樹林管理作業を行いました。
座間谷戸山公園は、昔ながらの里山の姿が残されている場所です。
昔のように人が利用することで維持されていた樹林というのも
里山の環境のひとつであり、大切なビオトープとなっていました。
今回はそのような場所を再び取り戻すために作業を行ってきました。


奥に見える10月に水辺環境の管理作業を
行った谷戸も、まだきれいに紅葉していました。

今回の作業区は、昨冬に途中まで作業を行って
いた場所です。前回落ち葉を貯めていた場所に
カブトムシの幼虫でもいないかと探してみましたが、
残念ながらその姿は見られませんでした。

その後、間伐作業のスタートです。
ノコギリやナタで常緑樹のヒサカキと
シラカシをメインに間伐を行っていきます。

初めは本当に暗く茂みのようなところでしたが・・・

作業を進めていくうちに、陽の光も入るようになって
きました。こうすることによって、今まで芽を出せずに
土に眠っていた種子が芽を出すこともあるんですよ。

刈った枝や葉はどうするかというと、放っておいては
もったいないし、あまり見栄えも良くないので、
色々な方法で利用してみます。これは
以前もやっていたカントリーヘッジですね。

さて、こちらはどうなるのでしょう・・・

モリゾー??が出来上がりました。
子どもが見たら喜びそうですね。ビオトープ管理士
としてこういった工夫もできると面白いですね。

さて、間伐が一通り終わった後は植生調査の
実習を行いました。決められた区画内にある
木の位置を図面上に落としていくという調査で、
これによって生長の記録や今後の森づくりの為の評価
材料となる基礎的なデータを得ることができます。

これは樹高計という道具を使って木の高さを
測っているところです。このような植生調査の技術
についてもビオトープ管理士として身につけていれば、
仕事に活かしたり、より深くビオトープを理解
するのに役立つのではないでしょうか。
現場研修会では、今後も植生調査の実習や生物の同定などを含めた研修会を
開催していきますので、まだ参加されたことのない方もぜひ参加してみてください!

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第19回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


11月18日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―

  そろそろ座間谷戸山公園の樹木も紅葉し始めました。秋も深まってきましたね。
さて、今回は植物調査と湿生生態園の池の泥上げ作業を行いました。

       
植物調査では、以前にヨシ刈り等の管理を行った場所で見られる植物を同定して、管理の前と後で
どのような変化が見られたかをチェックしました。残念ながら今回は新たな種を確認することは
できませんでしたが、湿生生態園にどのような植物が生育しているかをよく知ることができました。



湿生生態園にある池は開園以来ずっと泥が堆積し続け、
池を徐々に埋め立てていました。そのせいで、池の浅瀬
部分に生育していた植物が見られなくなり、ヨシなどの
強い水生植物ばかりが目立つようになっていました。
これでは色々な植生を観察するための湿生生態園の役割
が果たせなくなってしまいます。そのような状況を打破す
べく、講師の石川先生が今日の作業の内容を説明します。


作業開始。まずは泥を上げる場所を確保するため、
池の隣にある休耕田の一部を刈り払い、そこに
池から上げた泥を集めることにしました。
肥沃な泥は今後田んぼのこやしとなります。

準備完了!いざ泥上げ開始です。
作業の効率を上げるため水抜きはしていますが、
泥が溜まっているのがわかります。人の手での
地道な作業ですが、力を合わせて頑張ります。

一列に並んで、みんなでバケツリレーをして泥を
運びます。使用したバケツの数は10個ほど。
抜群のチームワークで次々に泥を運んでいきます。

バケツいっぱいに入れた泥は結構重いんです。
みなさん、腰は大丈夫でしたか?

途中でいったん切り上げ、昼休みです。
紅葉を見ながらの昼食はまた格別でした。

午後からは、受講生のみなさんが主体となって作業を
進めました。泥をすくう姿もさまになってきました。

見てください、見事なバケツリレーのフォーメーション。
         
こちらは泥を移動させた休耕田です。
午前までの状況(写真左)と作業終了時の状況(写真右)。
かなりの泥を運んだことが分かります。


作業前に比べ水溜りの部分が見られるまでになりました。
まだまだ泥を上げる必要がありますが、水を張れば前よりも池らしい姿が見られることでしょう。
浮葉植物や沈水植物など、ヨシ以外の植物も沢山見られるようになるといいですね。


一見地味に見える今回の作業も、ただ泥が溜まってしまったから除去するというのではなく、
「管理せず放置してしまったことで見られなくなってしまった水生植物が再生する手助けをするんだ」という
意識を持って作業をすれば、ただ「つらくて疲れる作業」ではなく、張り合いも出てきますね。
今日の作業が来春に「水生植物の再生」というかたちできっと報われると思います。
参加されたみなさん、今回は泥だらけになりながらの作業、本当にお疲れ様でした。


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第18回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


10月21日(土)、座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―

 実りの秋。涼しくなった谷戸山公園の田んぼでは、もう稲刈りが終わっていました。
今回の研修会は前回に引き続き、公園の水辺環境(水鳥の池・南谷戸湿地)
の管理作業を行いました。

        
今回の作業は2班に分かれて行いました。刈り取った木などでカントリーヘッジづくりを行う
班(写真左)と、池の中に入って泥上げをしたり、ヨシ刈りなど島の整備を行う班(写真右)です。



これは島に茂っていたヤナギ類を切る作業です。
根元から切って取り除きます。この島を利用する
水鳥などにとっては、これらの木が生い茂って
いない方が過ごしやすいのですね。


これは池に溜まった泥を取り除いているところです。
これがなかなかの重労働でした。
実は、長年にわたり池に流れ込んできた泥が溜まり、
池の岸辺と島とが繋がりかけていたのです。これでは
カモなどの水鳥が安心して島で休むことができません。
カモの気持ちになって泥を取り除きました。

こちらでは池畔のヨシを刈っています。今まで人の
立ち入っていない場所だったので、ヨシが伸び放題
でした。今回ですっきりさせることができました。

一方、こちらはカントリーヘッジ班。もう今までに
いくつものカントリーヘッジをつくってきたみなさん
にとって、この作業はお手の物みたいです。

杭打ちだってお手のものです。

上げた泥で池の岸を固め、さらに刈り取った小枝を
その上から敷き詰めていきます。こうすることで再び
池に流入してくる泥を多少抑えることができます。
この護岸の材料は全て現地調達です。
まさに環境にやさしい・・・

見事に島が復活しました。たくさんの水鳥が
この島利用してくれる事を信じ、ひと段落ついた
ところで休憩です。

休憩中の一場面。刃が欠けてうまく噛み合わない
剪定バサミを研いでいるところです。
 作業を行う中でお世話になる大切な道具です。
手入れもきちんと行わなければいけませんね。

午後の作業に向かう途中・・・いました。
特定外来生物であるウシガエルです。
水抜き調査の時にはこんなに大きな成体は
見かけませんでした。落ち着いてから戻ってきた
のでしょう。なんとかしたいものです。

午後から池整備班は別の島に移り作業を開始しました。
この島はすでにヨシは刈られていましたが、水鳥たちが上陸
しやすいように、さらにヨシの刈り跡を平らにしていきます。
 生き物の気持ちになって考えることが大事なんですね。

カントリーヘッジの完成です。実にきれいにできて
いますね。参加者のみなさん、大したものです!!
ちなみにカントリーヘッジは、「土壌流出の防止」や
「生き物の棲みか」などの多くの機能を備えています。

いよいよ作業も終盤です。3つ目の島の整備に全員で
とりかかります。この島は全くの手付かずの状態でした。
ヤナギの茂り具合には圧倒されましたが、
時間の許す限り全力で挑みました。

刈ったヤナギでこちらにもカントリーヘッジを
つくりました。みるみるうちに刈り枝は
カントリーヘッジへと姿を変えていきます。

作業修了の時刻となってしまいました。なんとか
島の3分の1ほどを刈り終えることができました。
写真からも、管理をした状態としていない状態との
違いがうかがえますね。さて、カモにとっては
どちらの状態が利用しやすいのでしょうか?

今回の作業は、これまでの研修会で一番ハードなものでした。
参加された受講生のみなさん、本当にお疲れ様でした!

受講生の感想(H.Tさん)

 私は月に一度行われるこの研修会がとても楽しみです。ここでは、講師の先生方の親切な指導の下、普段の生活の中では味わえない体験がたくさんできます。ムシ、動物、植物をはじめ、水や土、泥など、それらのたくさんの「自然」と触れ合うこと、関わり合うことができるのです。ビオトープ管理士を目指すにあたって、様々な自然環境や生き物たちと関わることは必須だと思います。その中で、この生き物にはどんな環境が必要なのか、逆にこの環境にはどんな生物がいるべきなのかを判断していく力が身に付くのではないでしょうか。さらに、作業の手法、道具類の扱い方など、そういったビオトープ管理士としての技能を培うためにも、私にとってこの研修会はすごく有意義なのもとなっています。
 また、共に参加されている受講生の皆さんとの交流を深める場にもなっています。同じ考えを持たれている方々と一緒に協力し合って作業を進めることが、楽しさを増大させ、心身ともに充実することができます。私はこれからも、積極的に研修会に参加していきたいと思っています。

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第17回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


9月16日(土)、今年度6回目の座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―
今回は、前回に引き続き南谷戸湿地の水辺環境再生・整備作業を行いました。
猛暑は過ぎ去り、秋の気配が漂い始めた園内でいつものように作業を行いました。


園内にある田んぼのイネには穂がつき、
真っ赤なナツアカネがいっぱい飛んで
いました。秋の訪れを感じますね。

まずは参加者に作業の説明。初参加の方も
いらしたので、作業の目的をしっかりと
理解してもらってから作業に入ります。

今回も引き続き南谷戸での刈り払い作業です。
このあたりは公園整備当時は小池もあった
場所です。すっかり陸地化していますね。

ここは水路になっている場所で、それに
沿って刈り払いを行うことで暗い水路が大分
明るくなりました。これを進めていけば、ホタル
も生息しやすい環境になっていくでしょう。

作業の途中には、気になる植物を
先生に同定してもらいました。予想した
ものは当たっていたでしょうか?


引き続き作業をしていると、
かわいいイモリを発見。まだ若干
残っていた水路に潜んでいました。


やぶを刈っていくと、開けたところにさっそく
オニヤンマがやってきて、産卵(打泥産卵)を
始めました。作業をやった甲斐がありますね。



    
作業終了後。作業前と比べてみると、その成果がよく分かりますね。



前回の作業地と今回の作業地をあわせて
見ると、藪の中だった所はすっかり開けました。
これでまた多くの生き物たちがやってきて
くれる環境になるでしょうか。楽しみですね。


作業終了後に記念撮影。試験前で参加者は
いつもより少なかったですが、涼しくなった
せいか、作業はとてもはかどりました。
参加された皆さんお疲れ様でした。

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第16回神奈川県立座間谷戸山公園
現場研修会報告


8月19日(土)、今年度5回目の座間谷戸山公園現場研修会を開催しました。
―テーマ : 湿地環境の維持管理―
今回は、南谷戸湿地の水辺環境再生・整備作業を行いました。
前回同様の晴天、酷暑の中、参加者の皆さんと一緒に作業に臨みました。


オオシオカラトンボ。まるで私達を出迎えて
くれているかのようにその姿を見せてくれました。

途中、水鳥の池に仕掛けたトラップを引き上げました。ザリガニやスッポン、ミシシッピアカミミガメなどを捕獲。しかし、もっと大きなミシシッピアカミミガメがまだいるとのこと。捕獲作戦はまだ続きます。

南谷戸に到着。今回は湿生生態園の作業とは異なり、茂った藪の刈り取りです。まず石川先生の説明を聞き、作業の目的を理解してから作業開始です。

ここは元々休耕田で、湿地・草地・畦・流れなど多様な環境が存在していた場所です。その環境も陸地化が進み単一な環境となってしまいました。今回はそこを元の多様な環境に近づける作業です。

イヌシデやミズキなどの樹木も大きく成長していました。いつも植物の生命力には驚かされます。しかし、これらも良好な水辺環境を再生するために伐採します。

伐採した木で杭を作って打ち込み、刈り取った草木を杭に沿って積み上げます。刈ったまま散らかしておくのではなく、下草刈りをした後の土壌が池に流れ込むのを防止するための土留めにします。


石川先生は杭作りの名人でもありました。・・・さすがです。作業は順調に進みます。しばしばオオタカの鳴き声も聞こえてきましたよ。

作業の途中で草木の観察会も。
「イヌシデの葉には薄い毛が生えてるよ」、「サワラはX(またはH)、ヒノキはYの模様が葉の裏にあるよ」

昼食後の休憩中の一幕。さすが日本の夏。暑い!しっかり休んで午後の作業に備えます。


午後の部スタート。
作業場へ向かう途中、再び観察会。「これはヤブ
ニンジン。漢方薬の・・・」「この田んぼのイネの間に
生えているのがオモダカ、こっちのはコナギ。」

午後の作業も進み、随分すっきりしてきました。
参加された皆さんの見事な連携による成果です。
いよいよ作業も終盤です。


作業終了!はじめの藪の状態から比べ、とても
明るくなりました。でも、管理作業はまだ始まった
ばかり。来月以降も引き続き作業を行い、
南谷戸湿地の本来の姿に近づけていきます。

美しく、優しい里の風景。
この環境を守っていくには、人と自然が共に
健全に関わり合っていくことが必要なんです。



現場研修会に参加していただいた皆さん、暑い中、本当にお疲れ様でした。

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