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-ビオトープって何だ!-

 春の訪れを知らせる開花、鳥の声・・・、それと同じように、自然からは、自然の現状を知らせるさまざまなシグナルが発せられています。「以前はいなかったこんな生き物をよく見かけるようになった」逆に、「以前はよくいたのに最近ぜんぜん姿をみなくなった。」など。。。
これらは、環境の変化を示す生き物の命をかけたメッセージです。

 私達が生きるこの世界は他の生物も生きる場所として利用している、という視点をもつと、自然のつながりについて思いをはせることができ、生き物が発するシグナルの重大性に気づくことができます。

 人と自然の研究所は、多くの人に、日常のさまざまな出来事から、環境の異変を感じ、その原因を考えられるようになってほしいと考えています。そこから、環境保全の一歩が始まります。

 本メールマガジンでは、自然環境やビオトープについて、大事なのにあまり知られていないこと、もしくは間違ってとらえられていることなどを、日常のなかからピックアップし、発信していきます。自然や環境の現状に気づき、正しい知識のもとに、もっと知りたい、行動したい、そう思っていただければとても嬉しいです。

ビオトープって何だ! (マガジンID:0000145229)


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■□■━━ビオトープって、なに?━━■□■
ビオトープ・・・。
はじめて聞いた。
もしくは、聞いた事はあるけど、いまいちなんだかわからない。
そう思ってる方が多いでしょうか。

ビオトープ(Biotop)という言葉は、ドイツ語で、『bio=生き物 』と 『top=空間』が
合わさってできた、「生物の生きる空間」のことを示すものです。

じゃあ、金魚鉢は金魚のビオトープ?

答えはNO。
ビオトープとは、自然のシステムやバランスによって成り立っている生き物の生活空
間です。

だから、人が餌をやったり、酸素を入れたり、水かえをしたりしなきゃ、中の生き物
は生きていけないっていうのは、ビオトープじゃないんです。

また、ビオトープとは、その場所にもっとも適した動植物などがバランスを保って生
きていける空間、とも表現できます。

つまり、その場所の地理的・気候的条件が、生きて行くのに好都合な大小様々な生き
物たちが、自然にそこに住みつき、生物どうし、食べたり食べられたりなどの様々な
関係をつくって、なりたっている自然空間のことなのです。

今、だんだんと、人の生活するところから、他の生き物はしめ出されてきています。
もともとの環境は、いろんな生物と、その周りの水とか土などの非生物が関係しあう
ことで、バランスがとれていました。
だから、生物をしめ出して、そのバランスを崩すことは、環境を壊す事と同じ。

だから、ビオトープって、環境保全の分野では、欠かす事のできないキーワード。
人の生活している場所にも、できるかぎり他の生物の生活空間を保たねば。

ドイツなどでは、その方向でのまちづくりが、かなり進んできているそうです。日本
でも、ビオトープが何やら環境に大事らしい、ということは、だんだん広まってきて
います。
しかし!
ビオトープがなんたるかが、しっかり正しく理解されずに広まってる傾向が強く、
「ビオトープをつくりました!」といって、へんなものがつくられているケースが、
残念ながら増えています。

例えば、もともとその場所に咲いてなかった外国の花の種をまいて、きれいなビオトー
プができました、なんて。
そんなことしたら、もともと昔からそこにあった植物が、それらに生きる場所をとら
れてしまう問題が。そしたら、その植物を食べていた動物も、住みにくい、もしくば
住めない土地になってしまいます。

そんなボタンの掛け違いは、連鎖的にどんどん進んで、大きな環境問題を生み出すこ
とにつながるのです。

自然にいいと思ってやったのに・・・。
さらに自然破壊しちゃいました。 そんなの哀しすぎ!


「ビオトープをつくる」というよりは、環境保全を進めていくと、そこが「ビオトー
プになった」もしくは、「ビオトープに戻った」というのが、適切な感覚かもしれま
せん。

じゃあ、環境保全ってどうやって進めるの?

それには、まず、自然を正しく理解することが大前提!

一歩一歩、確かめながら、進んで行きましょう。


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